沢井一恵
目と目
Republic (Japan) 1987
AFP-001 (CD) ジュエルケース
sleeve : EX-(ジュエルケース薄い擦れ)
media : EX(再生に影響ないごく薄いスリキズ数本あり)
『和レアリック・ディスクガイド』掲載。古典邦楽の正統な継承者でありながら、夫である沢井忠男とともに前衛的な活動を続け現代邦楽のあたらしい可能性を見いだした十七絃箏奏者、沢井一恵による1987年リリースのアルバム。現代音楽家の高橋悠治の子息で自身も素晴らしい作品を発表している高橋鮎生がプロデュースと大半の作曲を手掛け、ロンドンでレコーディングが行われた作品で、Peter Hammill、Guy Evansのほか、太田裕美がボーカルで参加しています。箏という伝統的な邦楽器を用いてここまで深遠なスーパー・アンビエント・ミュージックを創造した作品は稀です。組曲のように展開する1曲目から3曲目までで聴ける太田裕美のボーカルも素晴らしく、アイドル時代の面影は微塵もありません。Robin Williamson作曲による楽曲も天上にも昇る心地よさ。全曲最高です。
Trk 3: しじゅうのときに
Trk 6: a Letter from a Stranger's Childhood