
雨宮靖和
夏念仏
RCA Red Seal (Japan) 1977
RVC-2154 (LP) インサート
sleeve : EX(角擦れ/軽い潰れ)
media : EX-/EX-(わずかにチリノイズが入る箇所あり,軽いプチノイズ数回あり)
New York PhilharmonicのSaul Goodmanにティンパニを、Paul Priceにパーカッションを学び、様々な交響楽団で演奏した日本人パーカッショニスト、雨宮靖和による1977年リリースのアルバム。Motton Feldman作曲の「The King of Denmark」も大変素晴らしいですが、大注目は自身の作曲による「Summer Prayer(“Natsu Nebutsu)”」と「Monochrome Sea」の2曲。大小様々な大量の打楽器群とテープを駆使したソロ・パフォーマンスで、まるで法華経の壮大なスペクタクル絵巻を見ているかのような、ダイナミックなパーカッション・ミュージックを聴くことができます。とくに「Monochrome Sea」の最終パートの静謐なフロート感覚は極めて秀逸。大推薦です。