
高橋悠治 / 石井真木
オルフィカ / 打楽器群とオーケストラのための《響層》
Denon (Japan) 1980
OW-7843-ND (LP) 帯
sleeve : EX-(薄い汚れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
Iannis Xenakisのもとで音楽理論を学び、一柳慧、武満徹らと並び世界的に活躍する現代音楽家/作曲家/ピアニストの高橋悠治と、Arnold Schonbergの弟子で12音音楽の理論家Josef Ruferに師事し現代音楽を学び、邦楽器と洋楽器の混合にも積極的に取り組んだ作曲家の石井真木による楽曲を、岩城宏之指揮によりNHK交響楽団が演奏し1970年に録音した作品。デノンの<現代日本の音楽1500>シリーズから。side Aに収められた高橋悠治による「オルフィカ」は日本フィル・シリーズの第21作として委嘱された作品で、コンピューターによるロジカル・メソッドを利用して作曲され、音の直線、音の波動、音の点、音の連続する点、音の折線、といった5つの複合体によって基礎づけられた構造をもっています。石井真木によるside Bの「響層」は1969年の現代音楽祭のための委嘱作品で、大オーケストラによる多様な響きが浸透しあう音色構造の表現が追求されています。