
Astor Piazzolla
Preparense
RVC (Japan) 1978
RMP-5030 (LP) Mono
sleeve : VG+(SPSE:背面細かい傷み,角擦れ,汚れ,色あせ)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
タンゴ界に革新をもたらしたアルゼンチンを代表するバンドネオン奏者Astor Piazzolla率いる五重奏団が1961年に発表したアルバム。不協和音やシンコペーションを多用した編曲、即興の要素を取り入れた革新的なスタイルで50年代にあらたなタンゴを確立したPiazzollaですが、本作では挫折ののちに伝統的なタンゴのスタイルに歩み寄ったもので、バンドネオン、ヴァイオリン、ピアノ、コントラバス、ギターのクインテットにNelly Vazquezのヴォーカルを4曲フィーチャーしています。ギターはJorge Lopez Ruizの兄弟であるOscar Lopez Ruiz。Piazzolla最初期の作品であるA1、Juan de Dios Filiberto作曲のタンゴ名曲を洗練されたアレンジで演奏したA2、Nelly Vazquezの妖艶なヴォーカルが際立つA3、エレキ・ギターを導入しタンゴ古典を昇華したB1など、随所にPiazzollaの秀逸なセンスが冴える素晴らしい演奏を聴くことができます。こちらは1978年にリリースされた国内盤です。
A1: Preparense
B1: Chique