小山清茂
能面 / 弦楽器のためのアイヌの歌
Denon (Japan) 1980
OW-7856 (LP) 帯
sleeve : VG+(角軽い擦れ,汚れ)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
和楽器や日本の民族音楽の要素を取り入れた作品を残す作曲家、小山清茂による1980年リリースのアルバム。A面の「交響組曲《能面》」は1959年に文化放送の委嘱により作曲されたもので、本作には渡辺暁雄指揮、日本フィルハーモニー交響楽団の演奏による1961 年に文京公会堂でのライブ録音が収録されています。西洋楽器を用いながら能管をはじめとする日本の古典楽器のイントネーションを模倣した3部構成の組曲です。B面の「弦楽器のためのアイヌの歌」は1963年に作曲され、翌年にニューヨークのリンカーン・センターで小澤征爾指揮により初演されたもの。本作では久山恵子指揮、桐朋学園オーケストラの演奏で1964年に杉並公会堂で録音された音源を収録。アイヌの民謡や民族舞踏をオーケストラで表現しようとしたもので、民族調の旋律やリズムがふんだんに盛り込まれています。
A: 能面
B: 弦楽器のためのアイヌの歌