諸井三郎 / 大木正夫
交響曲第2番 / 夜の思想
Victor (Japan) 1979
KVX-5505 (LP) 帯(一部色あせ)
sleeve : EX(やや色あせ)
media : EX+/EX+(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)
ビクターの<現代日本の音楽名盤1500シリーズ>の第3弾として1979年にリリースされた、諸井三郎と大木正夫による作品を収録したアルバム。読売日本交響楽団による演奏、山岡重信による指揮。A面からB1にわたり収録された諸井三郎作曲の「交響曲第2番」は3つの楽章からなるオーケストラ作品で、解説によると「ドイツ風の手堅い構築性に貫かれているが、けっしてヨーロッパ音楽の形式原理に従ってはおらず、各楽章に独自の構成法が見られ、また語法や和声法はヨーロッパ的であるが、東洋的な精神内容がゆたかに感じられる」とありますが、とてもヨーロッパ的です。どうしてクラシックや現代音楽の解説ってこうなんでしょうかね。第2楽章のオーケストレーションが美しいです。B1に収録の「夜の思想」も古典的な西欧様式にのっとったコンポジションとありますが、こちらの方が日本的情緒を感じます。
A2: 交響曲第2番 第2楽章
B2: 夜の思想