吉原すみれ
打楽器の世界 Vol.5
Camerata (Japan) 1983
CMT-1086 (LP)
sleeve : EX+(角ごくわずかに擦れ,角1ヶ所ごくわずかに潰れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
Clara Mondshine名義でもInnovative Communicationに名盤3作を残すWalter Bachauerが主宰し1976年にドイツ・ベルリンで開催されたメタ・ムジーク・フェスティヴァルに出演し、一柳慧の打楽器コンポジション『Arrangements』を初演するなど、海外での評価も顕著な日本人打楽器奏者、吉原すみれによる1983年リリースのアルバム。1979年より続く<打楽器の世界>シリーズの第5弾。現代音楽やアンビエントにもアプローチするジャズ・ピアニスト加古隆作曲のA1、フェリス女学院大学で教鞭をとった松本日之春による作曲のA2、多くの吹奏楽作品を残した田中賢作曲のB1の3曲を収録。いずれも吉原によるパーカッション独奏で、打楽器のアタックの強弱による緩急をつけた展開が秀逸な作品が並びます。Steve Reichの「Drumming」を彷彿とさせるミニマルなポリリズムの絡み合いに持っていかれる後半の展開が素晴らしいB1がなかでもおすすめ。
A1: Horoscope
B1: Echo from South