山岡重信指揮 / 独奏者たち
廣瀬量平の音楽
Denon (Japan) 1980
OW-7844-ND (LP) 帯
sleeve : VG+(細かい汚れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
60年代前半から作曲活動を開始し、仏教や日本の民族情緒を色濃く反映させた数多くの作品を残す日本人現代作曲家の広瀬量平による1973年発表のアルバムの1980年再発盤。山岡重信による指揮、ハープ奏者の篠崎史子、打楽器奏者の岡田知之ほかソリストが多数参加。「その汎アジア的世界」という副題のとおり、インドやチベット/中国の原始仏教をテーマに作曲された、「カラヴィンカ」「ピッパラ」「パドゥマ」「ポータラカ」「パーラミター」「プンダリーカ」と名付けられた6つのコンポジションを収録。打楽器奏者の岡田知之らが参加した七重奏A1は、Don CherryやArt Ensemble of Chicagoを想起させる、まるでスコアで統制されたエスニックなフリー・ジャズとでもいうべき佇まい。B1もエスニックな情緒溢れる前衛音楽。ジャズが好きな方にもぜひ聴いていただきたい素晴らしい作品。
A1: カラヴィンカ
B1: ポータラカ