Controlled Bleeding
Headcrack
Sterile Records (UK) 1986
SR11 (LP)
sleeve : EX+(SOC)
media : VG+/EX+(A2:小さなプレスミスによる軽いプチノイズが入る箇所あり)
1978年にアメリカ・ボストンで結成され、ニューヨークで活動するエクスペリメンタル・ノイズ・バンドControlled Bleedingによる1986年にリリースのアルバム。Caroline KとのユニットNocturnal Emissionsで知られるNigel Ayersが主宰するUKのSterile Recordsから。Dosseir、Broken FlagやSubterraneanなど数多くのレーベルをまたにかけ多数の作品を発表しているインダストリアル/ノイズのイメージが強いグループですが、アンビエントな作風も実践していて、本作ではなかでもその趣向が色濃く出た1枚。他作品と同系のハード・ノイジーなエクスペリメンタル・ミュージックやゴシックな宗教色を感じさせるディープ・ドローン・アンビエントなども披露してますが、キラキラと煌めくようなチャイム系シンセサイザーのアルペジオと、伸びやかなシンセサイザー・パッドのコントラストがただひたすらに美しいA2、インダストリアルなイントロから幕を開け、どこかエキゾチックな香りの漂うフローティング・サイケなミニマル・アンビエントへと展開するB1、Manuel Gottschingライクにエフェクティヴなエレクトリック・ギターのリフレインに陶酔するB2/B6、トリッピーなシンセサイザーのアルペジオにトバされるB4が最高に素晴らしいので、ぜひ聴いてみてください。