桃山晴衣
弾き詠み草
Invitation (Japan) 1979
VIH-6056 (LP) インサート
sleeve : EX(角1ヶ所軽い潰れ)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
小唄や端唄をはじめ日本の古典芸能の出身ながらも、邦楽の家元制度を脱した自由な活動を展開した三味線奏者/歌い手、桃山晴衣による1979年リリースの1stアルバム。中村とうようプロデュース。A面はA6のみ鹿島大示による作曲でそれ以外はすべて桃山自身の作曲。とてもシンプルで音数の少ない三味線の演奏に透き通るように美しい声色で儚く歌う、宮薗節をルーツとする小唄の世界を味わうことができます。A6の三味線と篠笛によるインスト曲も素晴らしいですが、大注目は坂本龍一と共同で作曲したB面全面を使用して収録された「虚空の唄」。Yellow Magic Orcestraに参加し1stアルバムを発表した直後あたりの坂本龍一によるArp Odyssey、Prophet 5などを使用したギャラクティックなシンセサイザー・サウンドと三味線の融合という、1979年という時代ではかなり先鋭的な意匠で、楽曲として異次元に到達しています。日本ビクターの音楽技術研究所が開発したバイオフォニック・ミキシングという技術を用いて録音されています。大大推薦盤。
A6: 泥洹
B1: 虚空の舟唄 (the middle parts)
B1: 虚空の舟唄 (the last parts)