関一郎
風(シナド)の三ツ
ALM Records (Japan) 1981
LM-1225 (LP)
sleeve : VG+(側面/角擦れ,薄い汚れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
ガイドブック『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』コラムに掲載。鬼太鼓座の座長、田耕(でんたがやす)企画/プロデュースのもと1981年にリリースされた、尺八奏者の関一郎によるアルバム。海童道作曲による道曲の演奏も素晴らしいですが、大注目はタイトル曲。吉松隆が古代の風の神<シナド(科戸)>をテーマに作曲した3つの儀礼曲で、尺八に三絃、締太鼓、さらには吉松が演奏するシンセサイザーが加わり、日本の風土と文化に裏付けされた静と動の緩急を表現した、。石井眞木が作曲した鬼太鼓座の「モノクローム II」に近似する単なるスピリチュアル・ミュージック。現代邦楽とは一線を画す前衛的な志向が際立つ知られざる名盤です。
B1: 風(シナド)の三ツ II 風切