TOKKアンサンブル
現代日本室内楽選
VIctor (Japan) 1976
SJX-7539 (LP) 帯(SPSE/TOC: 裏面3ヶ所破れ/テープ補修,折れジワ)
sleeve : EX-(角1ヶ所小さな剥がれ,一部薄く小さな汚れ)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
日本人作曲家の石井眞木と入野義明によって設立された東京音楽企画研究所の演奏グループ、TOKKアンサンブルによる1976年リリースの傑作アルバム。創設者ふたりのほか、武満徹と一柳慧による室内楽作品を収録。小杉武久、横山勝也、鶴田錦史、山口保宣、篠崎史子、小泉浩といったジャンルを超えた優れた演奏家が参加。一柳がTOKKアンサンブルの委嘱作品として1973年に作曲したA1では、尺八、ピアノ、ハープ、フルート、パーカッションにエレクトリック・ヴァイオリンが加わったアヴァン・アンサンブル。一柳のピアノと小杉のヴァイオリンは記譜がなく即興で演奏されています。武満による打楽器作品「Munari by Munari」とピアノ作品「Corona」を同時演奏したB2は、違う時代にいずれも図形楽譜で作曲された作品を同時間軸で交配するという非常に画期的なもの。全編極めて素晴らしい演奏です。大大推薦盤。
A1: Music for Living Process
A2: Stromung
B1: Nucleus
B2: Munari by Munari - Corona for Pianist