Madam Anonimo
il salone di Anonimo
φonon (Japan) 2019
SPF-011 (CD) Bonus CD
sleeve : NEW
media : NEW
EP-4の佐藤薫監修による<φonon (フォノン)>レーベル第14弾、70歳を超えるというソプラノ女性歌手、Madam Anonimo (アノニモ夫人)の歌にノイズ貴公子森田潤がモジュラー/電子自動演奏による一人集団即興音楽をつけた作品。なんたる凄まじい世界観。。。
『齢70超の老嬢が歌い示す事象の水平線』これはいったい何なのか!?謎の匿名女性歌手「Madam Anonimo (アノニモ夫人)」から届いたファースト&ラストCDアルバム。出所不明で解説不能ながら、アカペラ一発録りのその歌声に、森田潤が歓喜の一人集団エレクトロ即興楽で呼応した奇蹟の作品だ。
60年代にアングラ劇団のディーバを務めてから半世紀、世界とジャンルを自在に横断し、70歳を過ぎたという彼女が示すその先は……ようこそアノニモ夫人の部屋へ!
令和元年のトップを飾るCDリリースの1枚は、φonon初の歌モノ作品。70歳を超えるというソプラノ女性歌手、Madam Anonimo (アノニモ夫人)の「il salone di Anonimo (サロン・アノニモ)」だ。その名は匿名であり無名、そもそも名前は不要であり、アノニモは仮の名でしかない。60年代よりアングラ劇団などで歌っていたという彼女だが、その歌声による作品は半世紀を経ながら本作が初となる。アルバムは異形のカバー曲集となっており、東西の有名楽曲が14トラック収録されている。
φononではおなじみの楽士、森田潤が音楽プロデュースを担当。アノニモ本人による自録りに近いアカペラ音源を基に、モジュラー/電子自動演奏による一人集団即興を繰り広げ、アノニモの部屋を彩っている。シャンソン~カンツォーネ~オペラからアメリカン・ソングブック、そしてサイケロック~現代音楽から”革命的”軍歌まで、独自の解釈とパラフレーズが黒く輝いている。──アノニモ夫人とは何者なのか?
『心に沁みる歌は、必ず誰かの歌だ。(中略)これは誰だ?』
……市田良彦
『こんな音楽が今この時になってとつぜん登場したことには何か絶対的な意味があるに違いない。』
……佐々木敦