平尾貴四男
平尾貴四男の音楽
Cipango (Japan) 1982
CC-5003 (LP) 帯, インサート(色あせ)
sleeve : EX+(角わずかに擦れ)
media : EX-/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり,A:再生音に影響ない薄いスリキズ1本あり)
1907年に生まれ、30年代にフランス・パリで話声学と対位法を学び、帰国後に管弦楽曲や室内楽曲などの作品を次々と発表しながらも、1953年に46歳の若さで他界した日本人作曲家、平尾貴四男の作品を収録した1982年リリースのアルバム。演奏は平尾はるな(pf)、野口龍(fl)、久保陽子(vn)。A1は3つのパートで構成されたピアノ・ソナタで、とめどもなく溢れかえる旋律が非常に印象的。A2はフルートのためのソナチネ。B面は3部構成のヴァイオリン・ソナタで、アルゼンチン・タンゴのような風情も感じさせます。解説によると内面の精神的な葛藤が反映されているとありますが、物悲しさを漂わせつつも独特の美しさがあるように思います。
A1: Piano Sonata
B1: Violin Sonata