沢田駿吾, 中牟礼貞則
Guitar Bossa
RCA (Japan) 1977
RVL-5513 (LP)
sleeve : EX(WC,角1ヶ所軽いシワ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
50年代より日本のジャズ・シーンで活躍し、山本邦山や浅川マキなどとも共演したギタリスト中牟礼貞則と、前田憲男のグループなどで活躍したギタリスト沢田駿吾による1977年リリースのアルバム。ふたりの共演ではなく、A面は沢田を筆頭に西条孝之介(ts,bs,ss)、小西徹(g)、木村新弥(b)、五十嵐武要(ds)、小野寺武司(perc)とのセクステットによる楽曲を、B面は中牟礼を筆頭に稲葉国光(b)、関根英雄(ds)、小野寺(perc)とのカルテットによる楽曲を収録したスプリット・アルバムとなっています。Antonio Carlos Jobim、Luis BonfaやBarden Powellらのスコアによるボッサノヴァをはじめとするブラジル音楽の名曲カヴァーを中心に演奏しているほか、両名によるオリジナル・スコアも披露し、柔和でスムースな極上のボッサ・ジャズを全編で楽しめる秀逸な作品です。Horace Silverの名曲を情緒豊かにアレンジしたA6、Barden Powellの演奏で知られるBilly Blaco作曲の楽曲を軽やかにカヴァーしたB3も秀逸です。
A6: Nica’s Dream
B3: Samba Triste