清水靖晃
IQ 179
B&M (Japan) 1981
YF-7027-B (LP) シリアルナンバー, インサート
sleeve : EX-(薄い汚れ)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
ガイドブック『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』掲載。70年代から現在に至るまで常にクリエイティブな活動を続ける日本が誇る天才アーティスト/サキソフォニスト、清水靖晃による1981年リリースのソロ・アルバム。笹路正徳(keys,synth)、土方隆行(g)、山木秀夫(ds)、渡辺モリオ(b,ds)、村川ジミー聡(vo)といったマライアのメンバーがバックをサポートするほか、渡辺香津美(g)、坂本龍一(synth,ds)、吉田美奈子(cho)がスペシャル・ゲストとして参加。『Auschwitz Dream』や『Marginal Love』など同年に発表されたマライアのアルバムのプログレ路線やフュージョン路線の楽曲も収録されていますが、抑制の効いたグルーヴが素晴らしいR&BテイストのA1/B5、ミニマル・コンテンポラリーな意匠によるエレクトロニクスA3、YMOの『テクノデリック』を先取りするミニマル・エレクトロ・チューンA4/B4、アヴァンギャルドな趣向が全面に打ち出されたA5、後の清水靖晃&サキソフォネッツを予見させるA6、リバース再生など様々なギミックが施された実験的電子音楽B2など、UKニューウェーヴやUSノーウェーヴにも呼応しながら、あげたらきりがないほどに新たな方向性を見出した、先鋭性に満ちた素晴らしい楽曲ばかりが収録されています。『案山子』やマライアの『うたかたの日々』へと繋がるアイディアがたっぷり詰め込まれた傑作中の傑作。
A1: Crow
A4: Doll Play I
B2: IQ-179
B5: Shashin