Bola Sete
Jungle Suite
Dancing Cat Records/Alfa Records (Japan) 1985
WHP-28040 (LP) Promotional copy, 帯(WC), インサート
sleeve : EX(DJS,一部ごく薄い汚れ)
media : NM-/NM-(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)
1950年代初期より第一線で活躍し、Dizzy Gillespie、Django Reinhardtなどのジャズ・ミュージシャンからNat King Cole TrioのOscar Mooreまで幅広い共演歴を持つブラジルを代表するギタリストのひとりBola Seteが、George WinstonプロデュースのもとWindham Hillのサブ・レーベルDancing Catから1985年にリリースしたアルバム。全曲Seteによるオリジナル・ピースを収録した作品で、1982年にわずか90分のセッションで録音された音源とのこと。ブラジルのギタリストの多くが使用し、Sete自身もこれまで長年にわたり使ってきたナイロン弦のギターからスチール弦のギターに持ち替え、クラシカルな旋律を基軸としながらも非常にフリーフォームなインタープレイを織り交ぜた素晴らしい演奏を披露。世間の評価はさておき、これを聞かずにブラジリアン・ギター・ミュージックは語れないと言いたくなるほどに、どこまでも果てしなく美しく抒情性あふれる音世界です。録音も極めて秀逸。Seteがこの世を去ったのは1987年で、本作録音以降の作品は見当たらないので、これが遺作と言えるでしょう。
A1: The Sun Pours Through The Darkness Gently, Gently
A2: Moonbeams, Moonlight Midnight Magic
B1: Night Shadows