Friedrich Gulda
It’s All One
MPS Records/Teichiku Records (Japan) 1980
ULS-3279-P (LP) Limited edition, 帯
sleeve : EX+(角わずかに擦れ)
media : VG+/EX(わずかなチリノイズが入る箇所あり, A:軽いチリノイズが入る箇所あり)
1950年代初期より第一線で活躍し、スタンダード/モダン・ジャズ畑でありながら、1971年作『Fata Morgana』や1977年作『Nachricht Vom Lande』など、スペーシーかつカオティックなコスミック・ジャズ名盤を残しているオーストリア・ウィーンを代表する名ジャズ・ピアニスト/コンポーザーFriedrich Guldaによる1970年発表のアルバム。こちらは1980年にテイチク・レコードからリリースされた日本盤の初回盤。Guldaによるアコースティック・ピアノとエレクトリック・ピアノに、Klaus Weissのドラムのみというシンプルな編成で録音された作品。A面は「ピアノ、電気ピアノ、ドラムスのための組曲」と題された16分をこえる長編スイートで、上述の作品の前哨戦とでもいうべきエレクトリック・ピアノの情熱的なサウンドと静観の対比が素晴らしいです。Fritz Pauerとの共作で「瞑想曲 III」と題されたB1も、静と動のコントラストによりタイトルとおりの精神性極まる瞑想世界を描き出しています。B2はWeissのグルーヴィなドラミングとともにリズムが躍動するソウルフルな1曲。全編大推薦です。1980年にテイチクの<Melting Sound>シリーズからリリースされた国内再発盤。
B2: Blues Fantasy