Heikki Sarmanto
Suomi - Symphonic Poem for Orchestra in Eight Movements
Finlandia Records (Finland) 1984
FA 913 (LP)
sleeve : EX+(SOC)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
ガイドブック『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』に掲載。1970年代初期よりフィンランドのジャズ・シーンで活躍するピアニストのHeikki Sarmantoによる1984年リリースのアルバム。幾度となく共演を重ねている盟友リード・プレイヤーのJuhani AaltonenやドラマーのEsko Rosnell、実の兄弟であるベーシストのPekka Sarmantoに加え、The Helsinki Philharmonic Orchestraをフィーチャーして制作したもので、クラシカルなオーケストラ作品と見紛うアートワークやタイトルのせいか、ほとんど注目をされてこなかったと思われますが、これがまた最高に素晴らしい内容。フィニッシュ・ジャズ特有の自然回帰的エスニック志向と壮大なストリングス・オーケストラ・サウンドが一体となってめくるめく展開される、オーガニック・スピリチュアル・ジャズの極地的世界。女性シンガーMaija Hapuojaのハミング・スキャットとともにユニゾンするJahani Arltonenのフルートも最高。素晴らしい1枚に出会いました。