葛西ばやし保存会
江戸の祭りばやし - 葛西ばやし
King Records (Japan) 1978
KHA-105 (LP) 帯 インサート
sleeve : EX+(わずかに色あせ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
日本のキング・レコードが60年代後半から製作している日本の祭り囃子シリーズのひとつとして1978年にリリースされた<葛西ばやし>のアルバム。フリー・ジン『Alameda Press.』の最新刊でも紹介した<神田ばやし>と並び江戸最古の祭り囃子といわれる郷土芸能のひとつで、江戸時代享保のはじめに今の東京都葛飾区東金の葛西神社の奉納音楽が起源とされ、馬鹿ばやしともいわれているそう。独特のリズムで正打ちと裏打ちが繰り返される大太鼓・締め太鼓と鉦に篠笛の少しかすれた音色の旋律が緩急をつけながら展開するA面の「祭りばやし」とB1の「投げ遣り」はみなさんにも馴染みがあると思いますが、あらためて聴くととても魅力的です。B1「岡崎」のリズムはまた独特の跳ねをもっていますね。スタジオ録音だと思いますが、音もすべからく良質。Don CherryやCodonaなどのエスニック・ジャズの延長でぜひ聴いてみてください。