Mal Waldron
Plays Eric Satie
Baystate (Japan) 1984
FEX-27-B (LP) インサート
sleeve : VG+(TEOC)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
1950年代から2000年代初頭まで50年に迫る長きにわたり第一線で活躍し、当店ではJapoレーベルの第1作目として発表された驚愕のジャズ・ロック・アルバム『The Call』が人気なアメリカ人ピアニスト、Mal Waldronによる1984年リリースのアルバム。なんと全曲Eric Satieの楽曲を取り上げた、テイチク・レコードによる日本独自企画盤で、Reggie Workman(b)、Ed Blackwell(ds)とのトリオで1983年にテイチクの杉並スタジオで録音された音源を収録。1972年発表の『On Steinway』でSatieに捧げた楽曲を演奏したり、1967年発表のサウンドトラック盤『Sweet Love, Bitter』でもSatieの作風を想起させる楽曲を披露したりと、これまでにもSatieからの影響をそこはかとなく表出させていたWaldronですが、本作ではSatieへの関心と敬意がもっとも表されたものとなっていて、非常に興味深く聴くことができます。とくに名曲「3 Gu,mopedies No.1」の解釈が大変素晴らしく、感動的です。大推薦。
A2: Harmonies
B1: Essais
B3: 3 Gu,mopedies No.1