菊城正明
断想
Chrys Records (Japan) 1970
MN-3310CH (LP) 見開きジャケット
sleeve : VG+(細かい汚れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
1925年に箏曲の道に入り、1941年に大検校に昇格、1947年には生田流箏曲菊城派を創設し、自作曲を数多く作曲したほか後進の育成にも尽力した盲目の箏曲家、菊城正明が1970年に自主制作したアルバム。自身の独奏曲に加え14人の弟子たちとの合奏曲を収録。A面の合奏曲は古典的なマナーのなかに様々な独自要素を盛り込まれています。注目はB面に収録された独奏曲。保守的な邦楽から完全に逸脱した自由な発想による素晴らしい作風と演奏。箏という楽器の可能性を極限まで追求しながらも、まるでケルティッシュ・ハープやツィターのような響きにも聞こえてきます。大推薦。
B1: 早瀬
B2: 追憶
B3: 夕映