
Massimo Ciolli Quartet
Cronopios
Splasc(h) Records (Italy) 1989
H 171 (LP)
sleeve : EX(SOC)
media : EX-/EX-(わずかなチリノイズが入る箇所あり,軽いプチノイズ数回あり)
イタリア・フィレンツェを拠点に現在も活動するジャズ・ギタリストMassimo Ciolliによる1989年リリースのリーダー・アルバムにしてアナログ唯一作。Sergio Gistri(tp,fh)、Nicola Vernuccio(b)、Stefano Bambini(dr)が参加したカルテット作品。1980年代以降のイタリアン・コンテンポラリー・ジャズを牽引する良質レーベルSplasc(h) Recordsから。ベリンバウのような音色を奏でるギターのソロから幕を開けスモーキーなモーダル・ジャズへと展開するA1、Mile Davisを彷彿とさせるミュート・トランペットのサウンドが心地良いA2、イマジネイティブなベース・ソロではじまるB1、ミスティックな空気漂うアトモスフェリックなボッサ・ジャズ・ナンバーB2など、モダン趣向のコンテンポラリー・ジャズですが、ECMでいうところのJan GarbarekやEnrico Ravaの作風を想起させるディープ・スピリチュアルなサウンドがとてもクール。