武満徹 / 石井真木 / 小澤征爾
カシオペア / 遭遇II番
EMI/Angel Records (Japan) 197x
EAA-186 (LP) インサート
sleeve : EX(わずかに色あせ)
media : EX-/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり,再生に影響ないわずかな反りあり)
日本が世界に誇る偉大なる作曲家武満徹と、当時現代音楽界の新鋭作曲家として登場した石井真木の最新作品を、今や世界的指揮者として知られる小澤征爾がコンダクトをとり、日本フィルハーモーニー交響楽団が演奏したアルバム。ヤマシタ・ツトムが打楽器で参加しています。side Aに収められた武満徹による「カシオペア」は、ヤマシタ・ツトムのプリミティヴなパーカッションのパフォーマンスとオーケストラがバネのように音を飛散しながら緩急とともに進行していく凄まじくディープな世界。side Bに収められた石井真木による「遭遇II番」は雅楽とオーケストラのためのスコアで、まさに武満徹が切り開いた世界を追随するかのごとく展開する日本の古典音楽を新しい次元に昇華した素晴らしいスコア。演奏も大変素晴らしい超名盤です。
A面が凹の状態で盤面にわずかな椀上の反りが見られますが、問題なく再生可能です。再生音は良好です。