五井野正グループ
7次元よりの使者
Philips (Japan) 1979
S-7502 (LP) インサート
sleeve : VG+(SPSE/TOC:天面裂け/テープ補修,側面一部/角擦れ,薄い汚れ)
media : EX-/EX-(わずかなチリノイズ/一部軽いチリノイズが入る箇所あり,A1:再生音に影響ない薄い擦れ一部あり)
ガイドブック『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』に掲載。オカルト科学者として1970年代に日本のマスコミを賑わしたらしい五井野正博士が、自身の著書『七次元よりの使者』を自ら音楽化した、五井野正グループによる1979年リリースの超絶クレイジー・アルバムにして激烈傑作。バンド・サウンドに加え多量のアナログ・シンセサイザーを駆使し、さらにはウィッピー総合研究所のサポートにより電波望遠鏡を用いて宇宙からの信号をキャッチにサウンドに変換するなど、故冨田勲先生もビックリのサウンドメイクですが、全編を通して感じられるコスミックなサイケデリクスと有機的な志向が驚愕過ぎます。音楽作品としてのクオリティも異常に高いです。完全にカルトな1枚ですが、細野晴臣/横尾忠則による名盤『コチンムーン』と並び日本の電子音楽史に燦然と輝く傑作であることは間違いありません。
A1: 地球の危機
A3: ヒマラヤの祈り
B2: 朝日の詩
B5: 宇宙からのメッセージ II