武満徹
ミニアチュール 第2集/武満徹の芸術
Deutsche Grammophon (Japan) 1973
MG 2411 (LP) 帯, インサート(染み)
sleeve : EX-(一部薄く細かい汚れ)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
日本が世界に誇る音楽家である武満徹の<Miniatur>シリーズの第2集として1973年にリリースされたアルバム。1970年コンポーズの「Eucalypus」(B1/B2)、1971年コンポーズの「Voice」(A2)と「Stanza II」(A3)、1972年コンポーズの「Distance」(A1)を収録。 Heinz Holliger(oboe)、Ursula Holliger(harp)、Aurele Nicolet(flute)、多忠麿(笙)、Basel Ensembleが演奏で参加。「雅楽《秋庭歌》」へと繋がる志向が見え隠れするA1、おそらくスコア上で指示されたものと思われますが、フルート独奏で時折聞こえてくる息遣いや声がとてもプリミティブに感じるA2、鳥の鳴き声などの具体音も交えながら、ハープという古典的な楽器とテープという当時の先端技術を用いてアヴァンギャルドな領域を目指したA3に注目したいです。