Various Artists
Change Ringing on Handbells
Saydisc (UK) 1981
SDL 310 (LP)
sleeve : EX-(天面一部擦れ,やや色あせ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
大変珍しい1枚が入荷しました。17世紀初頭にイギリスで発展しはじめ、18世紀初頭には数学科学の一分野としてロンドンをはじめとする各地で研究・実践された、「チェンジング・リンギング」と呼ばれるハンドベルによる演奏を収録したアルバム。当店主宰レーベルから2023年にリリースしたクワイヤー・チャイムの演奏作品『WaNoWa』のように演奏者が間合いをとりながら即興的にベルを鳴らしているわけではなく、非常に複雑な数学的構造を持って演奏されているとの解説が書かれています。変化する順序を把握するために演奏者には記憶力が要求され、変化の流れと不可欠なリズムを正確にとらえるためには相当な集中力が必要とあります。演奏を聴くとわかりますが、チェンジング・リンギング自体はもともと教会で演奏されるものだったようですが、瑞々しいベルの音色の響きが連鎖・循環によって生まれるアンサンブルは、アンビエントに通じるところがあります。大変興味深い作品です。
A1: Stedman Cinques
A4: Little Bob Twenty-In
B2: Treble Bob Sixteen-In
B4: Bristol Surprise Maximus