海童道宗祖
即音乱調
Philips (Japan) 1971
PH-7503 (LP) Original pressing, 見開きジャケット, 帯(薄い汚れ)
sleeve : EX-(側面一部/角擦れ,薄い汚れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
ガイドブック『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』コラム内に掲載。独特の哲学と奏法で「海童道」というスタイルを自ら確立し、武満徹や民族音楽学者の小泉文夫らによって高く評価された竹笛奏者、海童道宗祖による1971年リリースのアルバム。静寂な森林に吹く微風を表現したA1、「不生命をして姓名化す」という哲理を道曲を通じて学ぶA2、海童道の修行のための道曲A3、北陸の伝承に発して道曲へと進展したA4など、自然法という哲理に基づき、法竹と呼ばれる尺八と同様の形態の大小さまざま竹笛の音色を表すことによって悟りを実践するという仏教の精神に裏付けされた、自然との同化と深い瞑想に誘う音楽が全編にわたり展開されます。アヴァンギャルド・ピース。
A3: 本調
B2: 真虚霊