Pino Palladino, Blake Mills, Sam Gendel
Live at Sound City
ISC HI-FI Selects (US) 2022
ISCHFS-001 (12”)
sleeve : NEW
media : NEW
アメリカはLAのレコード・ショップ<In Sheep’s Clothing Hi-Fi>が立ち上げたレーベルの第一弾が到着。Pino Palladino、Blake Mills、Sam Gendelという、それぞれが卓越した演奏技術と素晴らしいキャリアを備えた3人のミュージシャンによるスタジオ・セッションをレコーディングした作品。民俗音楽、ミニマル、辺境ジャズといったキーワードでまず思いつくのはJon Hassellですが、そんなフォースワールドなイメージのなかで非常にプライヴェート感あふれる即興的なセッションが繰り広げられています。大推薦。
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『Live at Sound City』は、ベーシストPino Palladino、ギタリスト/マルチインストゥルメンタリスト/プロデューサーBlake Mills、そしてLA在住のサックス奏者Sam Gendelによるインストゥルメンタル・コラボレーション作品である。
Pino Palladinoはグラミー賞受賞のソングライター/プロデューサー/ベーシストで、D’Angelo’s VoodooやBlack Messiahのリズム・セクションにおけるサウンド・メイクに多大な貢献をし、40年にわたるキャリアのなかでは、Keith Richards、Erykah Badu、Eric Clapton、Nine Inch Nails、Questlove、John Mayer、Paul Simon、Jeff Beck、Herbie Hancock、Adeleといった錚々たる顔ぶれと仕事をこなしてきた。
Blake Millsはグラミー賞のプロデューサー・オブ・ザ・イヤーに2度ノミネートされた人物で、これまでに4枚のソロ・アルバムをリリースし、Alabama Shakes、Fiona Apple、Bob Dylan、John Legend、Perfume Genius、Jim James、Moses Sumney、Laura Marling、Phoebe Bridgers、Cass McCombs、The Killers、Sara Bareilles、Weyes BloodやRandy Newmanといったアーティストの作品や録音に参加している。昨年リリースされた最新アルバム『Mutable Set』はPitchforkにおいて「優しい夢のように潜在意識の中を漂う静寂なコレクション」と賞賛され、Best New Musicのタイトルを獲得している。
Sam Gendelは、カリフォルニア州ロサンゼルスに住むミュージシャンで、サキソフォニストとして最もよく知られているが、複数の楽器を操ることができるマルチ・インストゥルメンタリストである。彼が参加した作品は多岐にわたり、Ry Cooder、Laurie Anderson、Mach-Hommy、Sam Amidon、Perfume Genius、Moses Sumney、Knower、Vampire Weekend、inc. no worldなど、幅広いジャンルのアーティストとコラボレーションしている。
本作は、ヴァンナイズにある伝説的レコーディング・スタジオ<Sound City Studios>で録音された。グラミー賞にノミネートされたPalladino & Millsによる2021年のアルバム『Notes with Attachments』収録曲のニュー・バージョンを、トリオによるセッションで披露している。この熟練のトリオは、4つの楽曲を通じて音楽のボキャブラリーを探求する。西アフリカ音楽、キューバ音楽、ジャズ、R&B、ブリティッシュ・フォーク、ポップなど様々なサウンドをブレンドしながら、新しい「何か」を求めてセッションに挑み、特定のジャンルに形容できないオリジナリティを感じさせるライヴ・レコーディング作品が完成した。
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A1: Djurkel
A2: Off the Cuff
B1: Man From Molise
B2: Just Wrong