Terço
Terço
Alvorada (Brazil) 1983
2-07-405-285 (LP) sleeve : EX-(SRW,角擦れ)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
ブラジル初のプログレッシヴ・ロック・バンドとして評価されるグループ、O Tercoによる1973年発表の傑作アルバム。バンド結成時のオリジナル・メンバーであるJorge Amiden(g)、Sergio Hinds(b)、Vinicius Cantuaria(dr)、Cezar de Merces(b)に加え、Paulo Moura、Mauro Senizeなども参加。side Aはブッ太いファズ・ギターがギンギンと攻めて来る、ブルース/カントリー/ファンクの要素も吸収した、King CrimsonやBlack Sabbarth影響下のボトム・ヘヴィーなサイケデリック・ロックやアコースティックなフォークをメインに収録。そしてなんと言っても凄いのが、side Bをフルに使用して収録された19分を超える3部構成の組曲。女性シンガーPatricia Valleをフィーチャーし、アコースティック・ギターや鳴りものパーカッションがオーガニックなサウンドスケープを描き出すイントロダクションから幕を開け、シンセサイザーやハモンド・オルガンを多用しながらグルグルと渦のなかに飲み込まれていくようなヒッピー・サイケデリクス・ワールドを展開した、初期Pink Floydを彷彿とさせるドラマティックな構成と強烈なサウンド。1983年にAlvoradaからリリースされた再発ブラジル盤。
B1: Amanhecer Total : Origem
B3: Amanhecer Total : II - Das Cidades Mortais