
Michel Herr Trio
Ouverture Eclair
Oryx/MD (Belgium) 1978
001 / MD 014 (LP)
sleeve : EX(角わずかに潰れ,ごく薄い汚れ)
media : EX-/EX-(薄いスリキズによるわずかなチリノイズが入る箇所あり,A2:軽いプチノイズ2回あり)
ドイツ人サキソフォニストWolfgang Engstfeldとともに名共演作を残しているベルギー随一の叙情派ピアニスト、Michel Herrによる1978年リリースの超傑作リーダー・アルバム。Paolo Radoniの1978年名盤『Vento』にも参加しているFreddie Deronde(b)とFelix Simtaine(ds)とのトリオ。スピーディに失踪するポスト・バップも秀逸ですが、Herrのピアノの素晴らしさはやはりしっとりとしたミディアム・テンポのナンバーでより一層感じられます。とくにA2やB2で聴ける繊細かつ流麗でフローティングな旋律にグッと来ます。DerondeのベースとSimtaineのドラムも全編大変素晴らしい演奏で、三者がアヴァンにインタープレイを重ね合わせるB3も最高です。大大推薦盤。オリジナル・ベルギー盤。同年に3回リリースされていますが、こちらはラベルに大きなフォントでグループ名が冠されているバージョンです。
A1: Ouverture Eclair
A2: The Sound of Gold
B2: Peacefully
B3: End to End