Titane
Titane
Gravacoes Eletricas S.A. (Brazil) 1986
605.005 (LP) 3面見開きジャケット
sleeve : VG+(SRW,WC,TEOC,側面一部/角擦れ,一部薄い汚れ)
media : VG+/VG+(薄いスリキズによるわずかなチリノイズが入る箇所あり,プチノイズ数回あり)
ガイドブック『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』掲載。Milton Nascimento、JoyceやToninho Hortaをはじめ、独特の風合いを持つアーティストを多数輩出しているブラジル南東部の州ミナスジェライスの首都ベロ・オリゾンチで活動するシンガー、Titaneによる1986年リリースの知られざる名盤。Osias Ribeiro, Danilo Santos e Eugenio Gomezによる1984年作『Arraial』への参加、1990年Estudio Eldoradoからリリースのソロ作『Verao de 2001』以外に作品が確認されていないので、おそらくこれが初のソロ・アルバムと思われます。近年再評価著しいブラジリアン・パーカッション・グループUaktiが全面参加。ドラム・マシンを導入したシンプルなリズムと流麗なメロディ・ワークのマッチングが素晴らしい哀愁トラックA2、アフリカンなパーカッション/チャントから幕を開け、アコースティック・ギターとフルートのたおやかな旋律とともに美しいコーラスが舞うA3など、Joyceを彷彿とさせる可憐なヴォーカルが映える楽曲や、Uakiによる繊細かつリズミックなパーカッション・アンサンブルと現代音楽的趣向のマジカルなヴォーカルがあまりにも素晴らしい、Ze NetoとLo BorgesコンポーズによるB1など、ミナスの叙情とコンテンポラリーなアプローチの絶妙なバランス感覚が他に類を見ない傑作。
A2: Barranco
B1: Brasil Sec. V