高橋悠治
ピアノのためのクロマモルフ第2番 他
Victor (Japan) 1979
KVX-5516 (LP) 帯
sleeve : EX-(一部汚れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
ビクターによる<現代日本の音楽名盤1500>シリーズの第14弾として1980年にリリースされたアルバム。Iannis Xenakisのもとで音楽理論を学び、一柳慧、武満徹らと並び世界的に活躍する現代音楽家/作曲家/ピアニストの高橋悠治による4作品が収録されています。A1「ピアノのためのクロマモルフ第2番」は高橋によるピアノ・ソロ、A2「ローザス1 1/2」はPaul Zukofskyのヴァイオリン・ソロ、A3「4つのヴァイオリンのための6つの要素」はその名のとおり4つのヴァイオリンによる四重奏、B1「たまおぎ」は5つの管楽器と打楽器に合唱が加えられたシアター・ピース。いずれもXenakisから学んだ作曲行為に対する前衛的な姿勢を読み取れる刺激的なコンポジションですが、とくにB面フルに収録された合唱曲「たまおぎ」の呪術的な世界は日本人の魂の奥底を振るわせる素晴らしさ。実験音楽やフリー・ミュージックが好きな方にもぜひ聴いていただきたいです。
A3: 4つのヴァイオリンのための6つの要素
B1: たまおぎ