高橋アキ
高橋アキの世界( I )
EMI Angel (Japan) 1973
EAC-60153 (LP) 帯(細かい染み)
sleeve : VG+(細かい染み)
media : EX-/EX-(わずかなチリノイズ/軽いチリノイズが入る箇所あり)
日本を代表する現代音楽家である高橋悠治を兄に持ち、自身もJohn Cageや武満徹の演奏で世界的に評価され、現代音楽家として幅広く活動するピアニストの高橋アキが1973年に発表した3枚組ボックス・セットの収録曲を3回に分けてリリースしたアルバムの第1弾。武満徹、湯浅譲二、一柳慧、高橋悠治、松平頼暁の作品を演奏した楽曲を収録。武満徹の「遮られない休息」と「ピアノ・ディスタンス」以外はすべて高橋アキのために作曲された作品。すべて聴き逃せない素晴らしい内容ですが、とくにプリペアド・ピアノ奏法に対する日本の否定的な意見へのアンチテーゼをうたった湯浅譲二の「オン・ザ・キーボード」や、コンピューターによる自動演奏にインスパイアされた一柳慧の「ピアノ・メディア」に注目したいところ。
A4: Joji Yuasa “On The Keyboard”
B1: Toshi Ichiyanagi “Piano Media”