伊藤詳
菩薩と無限
Black Records (Japan) 1979
BBL-2020 (LP) インサート
sleeve : EX-(側面一部/角擦れ)
media : EX/EX-(わずかにチリノイズが入る箇所あり,B1:軽いプチノイズ数回あり)
ガイドブック『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』に掲載。日本初のプログレッシヴ・ロック・バンドとしてKlaus SchulzeプロデュースのもとデビューしたFar East Family Bandのキーボード・プレイヤー、伊藤詳による1979年リリースのアルバム。Far East Family Bandの高崎しずおのほか、仙波清彦らも参加。side Aは日本舞踏家のハナヤギ・キヌスヨの依頼で制作した舞踏用音楽でありながら、内容は完全に異次元トリップなエレクトロニック・プログレ。side BはKlaus Schulze影響下のクラウト・エレクトロニクス路線まっしぐら。どちらもFar East Family Band時代のシンフォニック感を継承しながら、大量のアナログ・シンセサイザーを駆使した鳥のさえずりや波の音などの疑似自然音やスペーシーなサウンドを軸に、和太鼓や尺八などの和テイストを存分に取り込んだ仏教世界的メディテーティヴ・ワールドを創造した初期最高傑作。