Albedo Gravitas
Eihwaz
An'archives (France) 2021
An’24 (LP) 帯, インサート, ポストカード
sleeve : NEW
media : NEW
フランスのレーベルAn'archivesからこれまでにも作品を発表してきた日本人即興ベーシスト内田静男が参加した完全インプロヴァイズド・ユニット、Albedo Gravitasによる2021年リリースのアルバムが入荷しました。縦横無尽に飛び交う唸るようなヴォイス、エレクトロニクスやベースが異次元世界的音響空間を形成。それでいてどこか繊細さを持ち合わせているところが独特。シルクスクルーンで手刷りされたアートワークも絶品。ぜひお試しください。帯は黒と赤の2種類あります。
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Albedo GravitasはヒグチケイコとSachiko (光束夜、Overhang Party、Vava Kitora)のデュオユニットであるAlbedo Fantasticaから派生したユニットで、ベースの内田静男が参加。
Albedo Gravitasとして初めてのリリースとなるこのアルバムは、ときに音楽の展開の仕方に疑問を持ったり不意打ちをくらったりするが、知性と繊細さを持ち合わせながらも予想だにせぬことへの要素が満載の演奏だ。ヒグチとSachikoはピアノからドラム、メロディカやエレクトロニクスまでたくさんの楽器を駆使するが、そのなかでも彼女たちを最も際立たせるのはヴォイスだろう。声門を歪めて心を引き裂くようなため息や唸り声、切り刻まれたリアルタイムでの即興ヴォイスはこのアルバム中、予測不能な音楽領域を跨いで駆け巡っている。
内田はそこここで突如途絶したり、とてもヘヴィーなベースを聴かせたり、エレクトロニクスやメロディカが空中に白い光の弧を描く間ドラムが原始的なアンチリズムを叩き、アヴァン・チャンバーな魅力を醸し出している。An’archives Free Wind Mood シリーズに匹敵し、さらにその限界を広げるような、なんとも独特なインプロヴィゼーションといえる。
特に両面に渡る長いテイクのダイナミクスは衝撃的で、彼らが静寂とさらには未知への景色を見せてくれたりする。 A面は時として激しく、トリオはエレクトロニクスの光る波に乗りながら、こちらは雹の嵐の最中にトタン屋根の下で荒らしが過ぎるのを待っているように、パーカッション、ベースそして、行き交うヴォイスがリスナーに降り続ける。B面では深い音響のベースやコードの流れが吹っ飛んだトーンと分岐し、ファズの波、ピアノからは哀愁漂いさまよう2つの音が鳴り響く。
方向感覚も失い、これはまさに驚きのサイケデリア、凡庸な制約からはとうにかけ離れ、最も使い古されたshouldという言葉が頭をかき乱すだろう。
Eihwaz
An'archives (France) 2021
An’24 (LP) 帯, インサート, ポストカード
sleeve : NEW
media : NEW
フランスのレーベルAn'archivesからこれまでにも作品を発表してきた日本人即興ベーシスト内田静男が参加した完全インプロヴァイズド・ユニット、Albedo Gravitasによる2021年リリースのアルバムが入荷しました。縦横無尽に飛び交う唸るようなヴォイス、エレクトロニクスやベースが異次元世界的音響空間を形成。それでいてどこか繊細さを持ち合わせているところが独特。シルクスクルーンで手刷りされたアートワークも絶品。ぜひお試しください。帯は黒と赤の2種類あります。
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Albedo GravitasはヒグチケイコとSachiko (光束夜、Overhang Party、Vava Kitora)のデュオユニットであるAlbedo Fantasticaから派生したユニットで、ベースの内田静男が参加。
Albedo Gravitasとして初めてのリリースとなるこのアルバムは、ときに音楽の展開の仕方に疑問を持ったり不意打ちをくらったりするが、知性と繊細さを持ち合わせながらも予想だにせぬことへの要素が満載の演奏だ。ヒグチとSachikoはピアノからドラム、メロディカやエレクトロニクスまでたくさんの楽器を駆使するが、そのなかでも彼女たちを最も際立たせるのはヴォイスだろう。声門を歪めて心を引き裂くようなため息や唸り声、切り刻まれたリアルタイムでの即興ヴォイスはこのアルバム中、予測不能な音楽領域を跨いで駆け巡っている。
内田はそこここで突如途絶したり、とてもヘヴィーなベースを聴かせたり、エレクトロニクスやメロディカが空中に白い光の弧を描く間ドラムが原始的なアンチリズムを叩き、アヴァン・チャンバーな魅力を醸し出している。An’archives Free Wind Mood シリーズに匹敵し、さらにその限界を広げるような、なんとも独特なインプロヴィゼーションといえる。
特に両面に渡る長いテイクのダイナミクスは衝撃的で、彼らが静寂とさらには未知への景色を見せてくれたりする。 A面は時として激しく、トリオはエレクトロニクスの光る波に乗りながら、こちらは雹の嵐の最中にトタン屋根の下で荒らしが過ぎるのを待っているように、パーカッション、ベースそして、行き交うヴォイスがリスナーに降り続ける。B面では深い音響のベースやコードの流れが吹っ飛んだトーンと分岐し、ファズの波、ピアノからは哀愁漂いさまよう2つの音が鳴り響く。
方向感覚も失い、これはまさに驚きのサイケデリア、凡庸な制約からはとうにかけ離れ、最も使い古されたshouldという言葉が頭をかき乱すだろう。