Camera Obscura
Camera Obscura
Originalton West (Germany) 1984
OW 006 (LP)
sleeve : EX(側面一部/角擦れ)
media : EX+/EX+(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)
ガイドブック『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』で1982年発表の『EMAK 1』を紹介したドイツの実験音楽集団Elektronische Musik aus Koln(EMAK)のメンバーMatthias Becker、Haus Niederberger、Michael Peters、Urs Fuchsによるワンオフ・ユニット、Camera Obscuraが1984年にリリースした唯一のアルバム。Fairlight CMI、VCS 3、Korg Poly 800をはじめとするシンセサイザー群にハモンド・オルガンやギター、さらにテープ・ループやデバイスを駆使して制作された電子音楽という図式はEMAKと同様ですが、A面はクラウト・ロックの本流と呼べるプログレッシヴな展開による楽曲を披露しています。さらに注目はB面。Robert FrippとBrian Enoの1975年共演作品『Evening Star』をさらに拡張させたような果てしなく深遠なサウンドスケープが20分を超えて展開するアンビエント・エレクトロニクス。素晴らしいです。