宮下富実夫
Asuka
Kadokawa Records (Japan) 1985
L28P-1225 (LP) 帯, インサート
sleeve : NM-
media : EX-/EX-(わずかなチリノイズ/軽いチリノイズが入る箇所あり)
喜多朗や伊藤詳らとともに日本初のプログレッシヴ・ロック・バンドFar East Family Bandの中核として活動し、ソロ以降も日本の宗教観を大々的に取り入れたスピリチュアルな電子音楽作品を多数制作しているシンセスト、宮下文夫による1985年リリースのアルバム。ジャケットのアートワークのせいで敬遠されそうですが、内容はいたって最高。細野晴臣も参加した日本最古の大峰本宮である天河大弁財天社での宮下文夫の奉納演奏に感銘を受けた角川春樹が、自身が自身の建立した軽井沢明日香宮への奉納曲として宮下文夫に制作を依頼したもので、大げさな構成や展開は一切なく、和音階がミニマルに繰り返されるクリヤーなシンセサイザーのサウンドがパースペクティヴに構築された精神性溢れるシンセサイザー・ミュージックを全編に収録した素晴らしい作品です。
A1: 神都殿
B2: 平安の舞