芸能山城組
恐山 / 銅之剣舞
Invitation (Japan) 1977
VIH-6010 (LP) インサート
sleeve : EX(角わずかに擦れ)
media : NM-/NM-(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)
組頭山城祥二を中心に、DNAに約束された人類本来のライフスタイルを模索検証することが文明批判の一拠点であると意匠に掲げた実験集団として、1960年代より活動を続けるマルチパフォーマンス・コミュニティ、芸能山城組による1976年発表の初期傑作アルバム。こちらは翌年にリリースされたInvitation盤。A面は青森県の下北半島の中央部に位置する日本三大霊場のひとつである恐山菩提寺で知られる恐山山地をテーマに制作されたもので、井上堯之、速水清司、大野克夫、佐々木隆典、鈴木二郎ら腕利きのセッション・ミュージシャンが参加しサイケデリックでトリッピーなジャズ・ロック・グルーヴと雄叫びのような狂気のコーラスを融合させた峭絶悶絶の世界。B面はインドネシア・バリのケチャを取り入れながら能/狂言のような語りや祭祀的合唱を披露。いずれも前例のない国産メタ・ミュージックの金字塔。
A: 恐山
B: 銅之剣舞