
Giancarlo Toniutti
Epigenesi
Private pressing (Italy) 1986
K di Rn (LP)
sleeve : EX-(側面一部/角擦れ,角2ヵ所潰れ,折れジワ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
1978年にフリー・インプロヴィゼーションによるエレクトロニック・ミュージックをベースに活動を開始以降、Crumerアナログ・シンセサイザーやアナログ・テープを駆使した実験的作品をカセット・テープで自主制作し発表していたイタリア人現代音楽家、Giancarlo Toniuttiが1986年にリリースしたアナログ第2作目にして傑作。付属の40ページにも及ぶブックレットには、アーティスト自身による膨大なテキスト(イタリア語)とイメージを掻き立てるミニマリスティックな写真やドローイングが掲載されています。両面1曲という超ロングスケールで展開する音楽は、ズドーンと重たいミニマル・インダストリアル・エレクトロニクスでかなりヘヴィーですが、意匠は完全にアンビエントで、森羅万象の影の部分を描いたヤバいブツ。音楽からアートワークまですべてにGiancarlo Toniuttiのセンスが反映された非常にコンセプチャルなトータル・アート作品。ブックレットは付属していません。