Gregorio Paniagua
ミューズへの讃歌 - 古代ギリシャの音楽
Harmonia Mundi/Victor (Japan) 1982
VIC-28067 (LP) 帯, インサート
sleeve : NM-
media : EX/EX-(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
スペインはマドリッド出身の古楽奏者Gregorio Paniagua率いる古楽合奏集団、Atrium Musicae de Madridによる1979年発表のアルバムにして名盤中の名盤。この名前を見てピンと来る方、そのとおり。アラブや地中海の古典音楽を現代音楽に落とし込んだスパニッシュ・コンテポラリー/ニューエイジ・シーン立役者のひとり、Luis Paniaguaの実父で、古代ギリシャ音楽をはじめ古楽を現代に蘇らせた偉大な音楽家。本作ではLuis Paniaguaをはじめ、Luisのソロ作品やBabiaにも参加しているEduardo、CarlosらPaniagua一家のほか、Pablo Cano、Christina Ubedaが参加し、アラブ音楽からの影響を受けたギリシャの古典音楽にスポットを当て、異国情緒溢れるエスニック・ミュージックを披露しています。『De Magico Acuerdo』、『Neptuno』、『Planeo』などのLuis Paniagua作品や、Gregorioの門家生のひとりであるLuis Delgadoが手がけたTVドキュメンタリーのサウンドトラック・アルバム『Alquibla』シリーズなどのルーツをひしひしと感じさせる素晴らしい内容で、まったく古さを感じさせません。スワンをはじめとする自作スピーカーで知られるオーディオ評論家の故長岡哲男さんが<優秀録音盤>として紹介し、高音質材料スーパー・ヴァイナル仕様でVictorから1982年にリリースした日本盤。
A1: Anakrousis~Ortes Stasimo
B11: Second Hymne Delphique s Apollon