山本邦山
銀界
Fontana (Japan) 1974
PAT-1063 (LP)
sleeve : EX-(SRW,やや色あせ)
media : EX/EX-(わずかにチリノイズが入る箇所あり,B1:再生音に影響ない薄いスリキズ1ヶ所あり)
古典芸能にとどまらずコンテンポラリーな活動により偉大な功績を残した尺八奏者の山本邦山による1971年発表のジャズ・アルバム。菊池雅章(piano)、村上寛(ds)の日本人ジャズ・メンふたりにGary Peacock(b)が加わったカルテット編成で、6曲からなる組曲を披露。レコーディングが行われたのは1970年、かろうじてモダン・ジャズの様式が取られていますが、すでに70~80年代のコンテンポラリー・ジャズのように自由は発想に基づく新しいジャズが展開されています。A3以外のすべての楽曲のコンポーズを手掛けた菊池雅章の存在に寄与するところが大きいと思います。まさに雪化粧の枯山水。こちらはPhilipsからの初回盤と同様に解説がジャケットの裏面に掲載されている1974年に日本フォノグラムからリリースされた再発盤です。
A2: 銀界
B2: 沢之瀬