Irene Papas & Vangelis Papathanassiou
Rhapsodies
Polydor (Greece) 1986
829413-1 (LP) 見開きジャケット
sleeve : EX(角擦れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
ギリシャの女性トラッド・シンガーIrene Papasと、ギリシャを代表するコンポーザー/シンセサイザー奏者のVangelis Papathanassiouが、1979年発表の名盤『Odes』から7年の歳月を経て再び共演した1986年リリースのアルバム。前作では1970年代Vangelisのソロ作品の志向が反映されたスピリチュアルなシンセサイザー・ミュージックと、地中海沿岸諸国の民族音楽を融合したメディテーティヴな作風を展開していましたが、本作でもその意匠を継承しつつ、シンセサイザー・オーケストラによりさらに壮大なサウンドスケープを描いた一大叙情絵巻を披露。Irene Papasのヴォーカルも健在で、セレッシャルな雰囲気をより一層高めています。立体的な広がりを見せるシンセサイザーのドローンとIrene Papasのポエトリー・リーディングが怪しくも美しい、同郷の女性実験音楽家Lena Platonosにも通じる独特の浮遊感が素晴らしい最終曲B3がとくにオススメです。オリジナル・ギリシャ盤。
B1: The Beauty of Virginity I
B2: Crist in Correct
B3: Song of Songs