尹伊桑＜ユン・イサン＞
洛陽＜ローヤン＞ / 歌詞＜ガーサ＞ / 礼楽 ＜レーアク＞/ トゥヨー・ソノーレ
Trio Records (Japan) 197x
PA-1043 (LP) 帯(SPSE:下部1.5cm程破れ), ブックレット
sleeve : EX-(DJS,角擦れ,一部汚れ,ラベル:DJS)
media : EX-/EX-(わずかなチリノイズ/一部軽いチリノイズが入る箇所あり)
1930年代末に日本で作曲とチェロを学び、1950年代中頃より渡欧し現代音楽の技法や方法論を学んだ韓国人作曲家、Isang Yunのコンポジションを収録した1970年発表のアルバム。中国江南省の都、洛陽をテーマにしたA1、漢詩朗読詠の形式のひとつで＜緩-急-緩＞という構造のテンポを持ったA2、朝鮮の国楽である礼楽をテーマにしたB1、図形楽譜によるB2といった、西洋前衛音楽の形式のなかにアジア的な意匠が反映されたオリジナリティ溢れる作風が素晴らしい作品。武満徹をはじめとする日本の作曲家とのシンパシーを感じさせます。Trio Recordsのこのシリーズすべてのデザインを担当する杉浦康平によるシルクスクリーン・プリントのアートワークも絶品。帯、ブックレット付きです。
B1: Reak
B2: Tuyaux Sonores