Julius Hemphill
Dogon A.D.
Arista/Freedom (US) 1977
AL 1028 (LP) カンパニーインナースリーヴ
sleeve : EX(CO,角ごくわずかに擦れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
1968年にセントルイスでアート・コレクティヴBlack Artists Groupを組織し、Oliver Lake、Luther Thomas、Hamiet Bluiettらとともに前衛ジャズの探求に邁進し、70年代はニューヨークのフリー・ジャズ・シーンに身を置き数々のセッションに参加したアメリカ人サキソフォニストJulius Hemphillが、1972年にセントルイスのインディ・レーベルMbariから発表した1stリーダー・アルバム。Bakida E.J. Carroll(tp)、Abdul Wadud(cello)、Philip Wilson(ds)とのカルテット。ファンクネス溢れるドラムとミニマルなフレーズを重ねるチェロをバックにスリリングに旋律を放出させるアルトとトランペットが最高にカッコいいA1、アーシーなフルートのインタープレイが未開の辺境地を描き出す15分を超えるセッションB1など、アフリカ・マリ中央部バンディアガラ山地に住むドゴン族が持つ独自の宇宙観を表現したエスノ・フリー・ジャズの傑作。エレクトリック期Miles Davisとの共通性も見え隠れするアフロ・ミニマリズム。こちらは1977年にArista/Freedomからリリースされたメジャー流通盤です。
A1: Dogon A.D.
B1: The Painter