三橋貴風
魂ふり
Camerata (Japan) 1986
CMT-1099 (LP) 帯
sleeve : NM-
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
琴古流と普化尺八古典本曲いずれをも学び、尺八奏者の横山勝也や作曲家の三木稔らが結成した日本音楽集団に加入、その後も国内外問わず幅広い演奏活動を続ける尺八奏者の三橋貴風による1986年リリースのアルバム。箏奏者の吉村七重が参加。虚無僧が托鉢の際に演奏するB2の尺八古典本曲「鈴慕」以外の収録曲はすべて現代音楽家による作品で、諸井誠によるA1は5つのピースからなる尺八独奏のための組曲、広瀬量平によるB1は長い管尺八のための独奏曲、三木稔によるB2は尺八と十二絃箏のための二重奏曲。いずれも12分を優に超える長尺曲で、純邦楽でありながら古典とはベクトルの違う尺八演奏を楽しめる傑作です。
A1: 竹籟五章 V. 明暗
B1: 魂ふり
B2: 秋の曲