石井眞木 / 湯浅譲二 / 水野修孝
遭遇I番 / プロジェクション・エセムプラスティク / ピアノのための仮象
Denon (Japan) 1980
OW-7854-ND (LP) 帯
sleeve : EX(やや色あせ)
media : VG+/VG+(わずかなチリノイズ/軽いチリノイズが入る箇所あり)
日本コロムビア傘下のDenonによるシリーズ<現代日本の音楽1500>の18弾として1980年にリリースされたアルバム。武満徹の「カシオペイア」とともに小澤征爾指揮による演奏で発売されている石井眞木の「遭遇I番 - ピアノ曲’70 + 尺八のための音楽」、日本におけるミュージック・コンクレートや電子音楽の先駆者でもある湯浅譲二による「プロジェクション・エセムプラスティク」、日本のジャズ・シーンにおいてもその存在を知らしめた水野修孝の「ピアノのための仮象」を収録。ピアノ演奏は園田高広、「遭遇1番」の尺八は横山勝也。全曲秀逸ですが注目は湯浅譲二によるB1。12の図形からなるグラフィック・スコアで作曲され、演奏者はどの順番でも演奏することができ、演奏の構成自体をパフォーマーに委ねるいわばJohn Cageのチャンス・オペレーションに追随するもの。水野修孝のB2もある種のミニマリズムを感じさせます。