Mal Waldron
On Steinway
Overseas Records (Japan) 1973
UPS-541-Y (LP) 帯(SPSE:下部一部小さな破れ)
sleeve : EX(側面一部/角わずかに擦れ)
media : EX-/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
1950年代から2000年代初頭まで50年に迫る長きにわたり第一線で活躍し、当店ではJapoレーベルの第1作目として発表された驚愕のジャズ・ロック・アルバム『The Call』が人気なアメリカ人ピアニスト、Mal Waldronによる1973年リリースのアルバム。ドイツ人ピアノ製作者Henry Engelhard Steinwayによって1850年代にニューヨークで創業され、今もなお名品として世界中のピアニストに愛されるSteinway & Sunのグランドピアノを演奏したソロ作品で、1972年にパリで録音された音源を収録。組曲的構成が光る18分を超えるA1、スパニッシュ・モードを駆使したB1、Bud PowellへのオマージュB2など、Waldronのエレガントなパフォーマンスが集約された素晴らしい演奏を披露しています。なかでも注目は、アンビエントの出発点とも言えるフランス近現代音楽の始祖のひとりErik Satieへ捧げられた、果てしなく美しい旋律で彩られたB3。ジャズ、現代音楽、アンビエントを繋ぐひとつの道筋として高く評価したい1曲です。こちらはUS盤とは異なるジャケットを採用した国内盤。
B2: One For Bud
B3: For Eric Satie