藤真利子
狂躁曲
Continental (Japan) 1982
CI-10 (LP) 帯, インサート
sleeve : EX-(SOC,角擦れ)
media : EX/EX-(わずかにチリノイズが入る箇所あり,B2:軽いチリノイズが入る箇所あり)
サスペンス・ドラマなどで現在もよく見かけるベテラン女優の藤真利子が1982年27歳のときにリリースしたアルバム。鈴木慶一、高橋幸宏、大村憲司といったYMO/ビートニクス・コネクションがよってたかってニューウェーヴィッシュに仕立てあげたカルト作品。沢田研二、寺山修司も参加。日本の民謡をエレクトロニックに昇華したA5/B1をはじめ、お笑い要素も含みながら当時の最先端であった様々なスタイルのニューウェーヴにYMO的アジアン・テイストのテクノ・ポップをブレンドした非常に凝った音作りのストレンジ・ウェーヴを展開した隠れた名盤。当時の日本のプロダクション・センスと質の高さに脱帽。シンプルながら秀逸なサウンド・メイクと藤真利子のウィスパー・ボイスが素晴らしい世界観をつくりあげた、プリ・ヴェイパーウェーブ的質感を持つB2/B4がなかでもオススメ。