富樫雅彦・高木元輝
アイソレイション
Columbia (Japan) 1976
SW-7051 (LP) 帯, インサート(一部色あせ)
sleeve : EX-(TOC:8cm程天面テープ,側面一部/角軽い擦れ,角1ヶ所軽いシワ)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
脊髄を損傷し下半身不随となりながらも独自の奏法を生み出し演奏活動を続けた、日本の偉大なるドラマー/パーカッショニストの富樫雅彦による1969年発表のアルバム。吉沢元治や高柳昌行らと共演を重ね日本における初期フリー・ジャズの礎を富樫とともに築いたサキソフォニストの高木元輝とのデュオ。かねてから交流のあった映画監督の足立正生に依頼されサウンドトラックのために録音した音源のひとつをレコード化したもので、富樫が下半身付随になる前の最後のパフォーマンスを聴くことができます。パワフルに弾け飛ぶ激烈フリー・ジャズですが、抑揚の間で見え隠れするエスニックな情緒はすでに表出しています。MIlford GravesやAndrew Cyrilleにも肉迫する凄まじいドラミングです。大推薦。1976年に『栄光の日本のジャズ1500シリーズ』からリリースされた再発盤、帯/インサート付き。